ブラック・スワン
2010.10.08.23:04
この本は「まぐれ」を書き、全米でベストセラーになった著者、ナシーム・ニコラス・タレブ氏(NNT)によって書かれています。
内容をすべて自分なりにうまく解釈できたわけではないので、あまりここで紹介するのも気が引けるのですが、大学時代の哲学の授業を思い出すような、私個人にとっては哲学書に近い内容のものでした。
ありえないことを黒い白鳥という言葉で表現しているわけですが、本書では月並みの国と果ての国という言葉を利用することにより、不確実性に対して彼の理論を展開していきます。
特に著者がプロのオプショントレーダーであり、そういう意味では実践家であるということもあり、机上の理論とそれを超える予想外の出来事に関して、現在の標準偏差的考えや大きな意味での統計学に至るまでを徹底的に粉砕していくところが豪快でした。
そういう果ての国での出来事を理解し、ありえないことが特に昨今の時代では起こる可能性が増幅しているということを改めて教えられたような気がします。デイトレーダーをしているとたまにグサッと心に突き刺さる時もありますので、リスクを過小評価しているトレーダーには良い説教本になるのではないかと思います。(自分も含めて)
個人的にもっとも印象に残ったのは、七面鳥のお話でした。
どんなお話か?
それは是非読んでみてください。

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内容をすべて自分なりにうまく解釈できたわけではないので、あまりここで紹介するのも気が引けるのですが、大学時代の哲学の授業を思い出すような、私個人にとっては哲学書に近い内容のものでした。
ありえないことを黒い白鳥という言葉で表現しているわけですが、本書では月並みの国と果ての国という言葉を利用することにより、不確実性に対して彼の理論を展開していきます。
特に著者がプロのオプショントレーダーであり、そういう意味では実践家であるということもあり、机上の理論とそれを超える予想外の出来事に関して、現在の標準偏差的考えや大きな意味での統計学に至るまでを徹底的に粉砕していくところが豪快でした。
そういう果ての国での出来事を理解し、ありえないことが特に昨今の時代では起こる可能性が増幅しているということを改めて教えられたような気がします。デイトレーダーをしているとたまにグサッと心に突き刺さる時もありますので、リスクを過小評価しているトレーダーには良い説教本になるのではないかと思います。(自分も含めて)
個人的にもっとも印象に残ったのは、七面鳥のお話でした。
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それは是非読んでみてください。
![]() | ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質 (2009/06/19) ナシーム・ニコラス・タレブ 商品詳細を見る |
![]() | ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質 (2009/06/19) ナシーム・ニコラス・タレブ 商品詳細を見る |

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