追憶のかけら
2010.10.29.10:31
貫井徳郎さんの作品です。
いやー、複雑な内容であり、これはまさにプロの仕業と言えるかもしれません。
大学講師を務める松嶋は一度だけの風俗遊びが妻にばれ、妻は3歳の娘を連れて実家に帰ってしまう。謝罪し、連れ戻そうとする前に妻は交通事故で命を失ってしまう。
娘は同じ大学に勤める麻生教授とその妻が引き取り、ぎくしゃくした関係に陥ってしまう。
自分の手で育てたい、それには世間で認められる実績が必要だった。そんなある日、松嶋のもとに戦後すぐの著名な作家の未発表手記が届けられる。この作家は自分が自殺する前に、その経過を手記にまとめていたのだ。60年前を遡る調査を依頼された松嶋は巧妙に仕掛けられた罠にはまっていく。
過去と現在を結び付けて行く過程の中に主人公の松嶋が自殺した作家の佐脇とかぶっていくところがすばらしいセンスを感じさせられました。
興味のある方は是非ご一読ください。
お勧めの一作です。
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いやー、複雑な内容であり、これはまさにプロの仕業と言えるかもしれません。
大学講師を務める松嶋は一度だけの風俗遊びが妻にばれ、妻は3歳の娘を連れて実家に帰ってしまう。謝罪し、連れ戻そうとする前に妻は交通事故で命を失ってしまう。
娘は同じ大学に勤める麻生教授とその妻が引き取り、ぎくしゃくした関係に陥ってしまう。
自分の手で育てたい、それには世間で認められる実績が必要だった。そんなある日、松嶋のもとに戦後すぐの著名な作家の未発表手記が届けられる。この作家は自分が自殺する前に、その経過を手記にまとめていたのだ。60年前を遡る調査を依頼された松嶋は巧妙に仕掛けられた罠にはまっていく。
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