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副島隆彦の今こそ金を買う

2010.05.14.00:28

本書はかなり過激だと思います。
アメリカドルは紙切れになり、金地金(キンジガネ)こそが最強の実物資産であると提言しています。

中身はかなり具体的な内容になっています。

どこで金は買えるのかということを業界別に分けて紹介してくれています。
地金商、商社、鉱山会社、銀行、リサイクル事業者、商品先物業者など。

その上で、価格的にどこから買うのが一番安く買うことができるか、少額で買うためのコツはなども具体的に解説しています。さらに金ETFや金ミニはインチキだと言い切り、資産防衛のためには長期保有を勧めています。

さて、長期保有が資産防衛と言いますが、本当にそうでしょうか。
金の長期チャートを見ても、一時、極端なバブルが発生し、その後停滞するというパターンが見受けられますが、金のバブルが崩壊するシナリオまで書かれていない点が残念です。

金に興味のある方は読んでみてください。

副島隆彦の今こそ金を買う副島隆彦の今こそ金を買う
(2008/12/12)
副島 隆彦

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金で確実に資産を殖やしなさい

2010.05.14.00:12

この本は2006年4月29日に初版されています。
当時はまだ金の価格が1トロイオンス1,000ドルを超えていなかったため、逃避した資金が金になだれ込み、1,000ドルを超える日が近くなってきていると予測しています。

実際、ギリシャなどの問題を抱えた今の世界経済下では1,200ドル近辺の価格になっているわけですが、まだ上がるのではないかと予測している方にはお勧めの一冊です。

具体的な内容は、

なぜ今、金なのか
資金を金にも分散しよう
金の需給関係
インフレには最強の資産
有事の金
アメリカの貿易赤字と財政赤字が上昇要因
インドと中国の需要が価格を押し上げる
外貨準備がドルから金へ
金ETFの上陸
金の種類や購入方法・売却方法・保管方法
税金対策
今後の予測トレンド

等などです。

チャート的に言っても、個人的には1,160ドルくらいを目安にしていましたが、すでにその値を超えていますので、ここから加熱すればさらに上値を追うことにもなるのでそうが、やはりハイリスクでもあるような気がします。

皆さんはどのようにお考えでしょうか。
特に日本人として日本円を主に保有しているタイプの人には金取引は難しいような気もします。
金はもともとアメリカドルで計算されていますので、有事のドルという原則から有事の金に移る時は、ドルの価格が下がる可能性が大きいため、ドル円をもとに計算する場合、クロス通貨と同じく、そのインパクトが相殺されてしまうと感じるからです。

もちろんそれを吸収してもあまりある上昇率になれば別の話ですし、金のETFなどもある訳ですから、日本円での取引に関してもまったく利益が出ないわけでもありませんが、ここから勝負するのはためらってしまう今日この頃です。

ちなみに私は1,000ドル直前で全て売却していますので、現在のポジションはありません。


金で確実に資産を殖やしなさい金で確実に資産を殖やしなさい
(2006/04/19)
植田 進

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ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

2010.05.13.23:52

この本の初版は2008年9月1日です。

そしてまさにその直後、リーマンショックが起こりました。
正直、もう少し前に翻訳出版されていれば、いろいろな意味で命拾いした人たちも数多くいたのではないかと思います。

そのようなことはさておき、本書ではソロス氏自身の生い立ちから始まり、「再帰性」の理論と金融市場における「再帰性」を説明後、超バブルという仮説を立てています。

特にバブルに関する見識が豊富な方ですが、これまでどのようにして利益を出してきたか、また2008年のマーケットはどのように推移するのかということが書かれています。

また最後にはまさに政府に対する警告とでも言える具体的な政策提言がなされています。
ここまで巨額の利益を出した著者は我田引水的な内容ではなく、本質を見て書いている内容だと思いますし、すでにそれは過ぎ去った歴史が物語っていますので、今でも一読の価値はあると思います。

ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ
(2008/09/02)
ジョージ・ソロス松藤 民輔 (解説)

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サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践

2010.05.13.23:52

ファイナンシャル・プランナーの著者が書いた本です。
サブプライム問題を予測していたので、著者自身はなんの影響も受けなかったそうです。

そういう著者からの様々な提言がこの本の中には隠されています。

ズバリと物事を書くタイプの著者の本は読みごたえがあり、参考になります。

例えば、

FXは博打と同じだからやめておけ
株式投資はインデックスやETFを運用しろ
金融工学の研究でノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズ氏が経営に参加していたLTCMが莫大な損失を抱えて破たんしたから、金融工学は信用するな

などなどです。

オプションの計算式を発明した人が必ずしも成功するとは限りませんので、そういう意味からは若干極端な内容に偏っているとは思いますが、一理あるとも思います。

最後のほうでは日本に向けての提言もまとめられていますので、全般的に面白い本だと思います。
興味のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか。

サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
(2008/07/18)
中原 圭介

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株式罫線の見方使い方 新版―投資家のための戦略図

2010.05.13.23:51

昭和44年、木佐森 吉太郎氏によって書かれた本です。

まずはじめに第一章では株式売買の原理を解いています。

続いて第二章では投資と投機について、第三章では罫線が何を語るのかということについて書かれてます。

第四章からは具体的な罫線の基本について書かれ、さらに第五章では上げ相場を序盤戦、中盤戦、終盤戦、天井にわけて、それぞれの段階での戦い方について触れています。

第六章では下げ相場の特徴を含め、中盤戦、底入れ、大底に関して書かれています。

著者の多くの本はそうですが、相場の各々の段階での人間の心理をうまく表現し書かれていますので、そういう内容を理解したい人にはお勧めの一冊だと思います。

株式罫線の見方使い方 新版―投資家のための戦略図株式罫線の見方使い方 新版―投資家のための戦略図
(1984/10)
木佐森 吉太郎

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弓と禅 改版

2010.05.13.23:51

著者であるオイゲン・ヘリゲル博士は1884年に生まれ、ハイデルベルグ大学で講師を行った後、来日し、当時の東北帝国大学で講師の仕事に着きながら、東洋の禅に興味を持つ。

その禅を弓道というものから理解していく経過を綴った本だと思います。

呼吸法
放れ
自己自身からの離脱

読者の私が禅も弓道も知らないので、全てが新鮮な内容で驚きました。

特に弟子入りし、師匠との会話のあり様がまさに禅問答のようなのです。
5年以上もお稽古を積んだこの博士に師匠が段位審査の試験を済ませるように伝え、免状が授与されました。

読んだ後の感想は何かをつかんだ気がするものの、何もつかんでいないような気がする。
そんな一冊でした。

弓と禅 改版弓と禅 改版
(1981/11)
オイゲン・ヘリゲル

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為替がわかれば世界がわかる

2010.05.13.23:50

榊原 英資(さかきばら えいすけ)氏が書いた本です。

1997年から1999年まで財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる人でもありました。
本書の中ではジョージソロスのことや日本とアメリカの為替に関する情報の取り扱いの違い、特に日本のほうが幼稚であるということを具体的な例を出し、説明してくれています。

そういえば、民主党が政権を取った後、経済指標が発表前にリークしてシンガポール市場の日経先物が妙な動きをしたこともありました。そういう意味でも日本の情報に関わる人たちのリスク管理のなさが問題なのかもしれません。

著者ならではの切り口と独自の視点で書かれています。
プロが見る為替の世界に興味のある方にはお勧めです。

為替がわかれば世界がわかる (文春文庫)為替がわかれば世界がわかる (文春文庫)
(2005/04)
榊原 英資

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新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密

2010.05.13.23:48

ジャック・シュワッガー氏の第二弾。

第一章ではサダム・フセインが自分の人生を誤ってしまったことを例に出し、トレードとして検証しています。

第二章では通貨のトレーダーに焦点を絞り、第三章では先物取引のトレーダーを取り上げています。
一冊目の本で紹介されたリチャード・デニスのパートナー、ウィリアム・エックハートにもインタビューを行っています。またタートルズに対するインタビューの様子もありますが、これはほとんど面白いくらい役には立ちません。多くの方がご存じの通り、タートルズはインタビュー当時は秘密主義が徹底されていたからです。

第四章ではソロスの下で働いたスタンレー・ドラッケンミラーも登場。

第五章ではマルチマーケットプレーヤーに焦点を当て、第六章ではCRTや元ギャンブラーのブレアー・ハルなどもインタビューに応じています。

第七章では一冊目と同様に心理学に焦点を当てています。

そして第八章ではまとめとして金言集42カ条をあげています。

特にトレードに失敗し、自信を喪失するような機会があった時に読み返すと本当に心に響くものがあります。
もちろんそういう経験は少ないほうがいいのですが、もし自信喪失している方があれば、一度相場を休んで読んでみると何かヒントになるものがあると思います。

新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密 (ウィザード・ブックシリーズ)新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密 (ウィザード・ブックシリーズ)
(1999/03/15)
ジャック・D. シュワッガーJack D. Schwager

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マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣

2010.05.13.22:37

ジャック・シュワッガー氏が伝説的になったトレーダー達に直接インタビューを行い、その様子を克明に記録した本です。

第一章では先物と通貨をトレードしているトレーダーが中心です。
タートルズの生みの親、リチャード・デニスに対するインタビューなども含まれています。

第二章では株式を中心にトレードする方たちが中心です。

第三章では好対照のふたりということでジェームス・B・ロジャースとマーク・ワインスタインを挙げています。

第四章ではフロアから見た視点に絞っています。

第五章ではトレードの心理学ということで多くのトレーダー達の心理分析をしてきた博士とのインタビューなども見逃せません。

どのトレーダーにも共通している点は強固な精神を持ち、自分のスタイルを貫いていることでしょうか。
読んだ後、自分が伝説的なトレーダーになれるような錯覚に陥ってしまいます。

トレードのヒントが豊富にあるこの本はお勧めの一冊です。

マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
(2001/08/01)
ジャック・D. シュワッガー横山 直樹

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マンガ 相場の神様 本間宗久翁秘録―酒田罫線法の源流

2010.05.13.02:13

酒田 照る照る
堂島 曇る
江戸の蔵前 雨が降る

とまでうたわれた本間宗久の極意全157章をマンガで読み進めることができます。
酒田罫線法の源流と言われていますので、その本質的な内容を読んでみたい方にはお勧めです。

また定本酒田罫線法の著者である林 輝太郎氏の特別寄稿も巻末にありますので参考になると思います。

酒田罫線法は新値のカウントに大変重要な意味を持つと思うので、私も日足では常にそれを意識しています。
悪いポジションを持った時の意思決定の強さの重要性なども書かれていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

マンガ 相場の神様 本間宗久翁秘録―酒田罫線法の源流 (ウィザードコミックス)マンガ 相場の神様 本間宗久翁秘録―酒田罫線法の源流 (ウィザードコミックス)
(2004/06/25)
林 輝太郎森生 文乃

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酒田五法は風林火山―相場ケイ線道の極意

2010.05.13.02:12

昭和44年初版のこの本は日本証券新聞社が出版しているロングセラーの本です。

第一章では相場と本間宗久に関して書かれ、第二章では酒田五法に関して、詳細が書かれています。第三章では実践編ということで個別の株のチャートの例を見ながら、具体的に説明がなされています。

この本では特に新値のカウントと言うよりは日足の組み合わせによる解説が主になっていますので、メジャーな組み合わせを知りたい人には特にお勧めです。

酒田五法は風林火山―相場ケイ線道の極意酒田五法は風林火山―相場ケイ線道の極意
(2004/05/12)
日本証券新聞社

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マンガでわかる統計学

2010.05.12.00:12

高校生のルイさんが統計学に興味を持ち、基礎的なことから学び始めるという内容です。
全編マンガを中心に構成されているため、とてもわかりやすかったです。

カテゴリーデータと数量データの違いからスタートし、度数分布表とヒストグラム、平均、中央値、標準偏差と進んでいきます。

基準値と偏差値、確率密度関数、正規分布、標準正規分布、カイ二乗分布、t分布、F分布、2変数の関連、独立性の検定というところまでを丁寧に解説してくれています。

日経225先物トレードに統計学を利用している人には一度読んでもらいたい一冊です。

マンガでわかる統計学マンガでわかる統計学
(2004/07)
高橋 信トレンドプロ

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相場道の極意―現代に生きる相場格言

2010.05.11.22:27

この本は1970年に出版されたものですでに40年以上も前になります。
古くから言い古された相場の格言をその当時の株式相場と照らし合わせながら、解説してくれています。

実際に現物株などを購入していると、負けが込んだ時に限ってこういう相場での金言が心に響きます。

もうはまだなり、まだはもうなりという事有。

この本はまだまだ価値ある一冊だと思います。

相場道の極意―現代に生きる相場格言相場道の極意―現代に生きる相場格言
(1970/03)
木佐森 吉太郎

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山本有花の日本一わかりやすいFXの授業

2010.05.11.11:31

まだトレードを勉強し始めた時に読んだ本の一冊です。

本書はアニメと解説が並行していますので、初心者でも気軽に読み通すことができると思います。

北海道出身の桜木モカさんが主人公。
高校卒業後、家業の牧場を手伝うが、経営不振で大好きだった馬も売られてしまったというところから始まります。

上京してきたモカさんがカリスマトレーダーのリリーさんにいろいろなことを学びながら、20万円のお金を600万円以上にして、馬を買い戻しに行くというサクセスストーリーです。

大切なポイントがちりばめられていて楽しく読むことができました。
これからFXを始める人にはお勧めです。

山本有花の日本一わかりやすいFXの授業山本有花の日本一わかりやすいFXの授業
(2008/11/29)
山本 有花

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金融工学 マネーゲームの魔術

2010.05.10.23:18

先物取引やオプション取引をしているトレーダーの方たちはどれくらいその本質的な計算方法を理解しているものなのでしょうか。意外に理解していないのではないでしょうか。私もその一人だと思います。

この本は資産運用の戦略的違いから説明し、標準偏差、ポートフォリオ理論、デリバティブと順を追ってわかりやすく説明してくれています。

特にオプションプレミアムの簡単な算出方法はお見事だと思います。
もちろんブラック=ショールズ式やモンテカルロシュミレーションなどにも触れています。

サヤ取りこそ金融工学の本質だとする著者は将来的に開発にかかるコストと利益の追いかけっこになり、本当に金融工学がお金儲けにつながっていくのかどうかという疑問を投げかけています。

先物やオプションをトレードする方たちには是非読んでいただきたい一冊です。

金融工学 マネーゲームの魔術 (講談社プラスアルファ新書)金融工学 マネーゲームの魔術 (講談社プラスアルファ新書)
(2000/04/20)
吉本 佳生

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もういちど読む山川世界史

2010.05.10.22:17

相場の研究を積み重ねると歴史は繰り返すという言葉に再三出会うと思います。
正直、歴史は大の苦手だったのですが、目的意識があれば見方も変わってくるものです。

今の時代は大人向けのこのような歴史書があり、本当に助かります。

内容は、

古代
中世
近代
現代

という区分けの中で、どのように世界が動いてきたのかということを淡々と解説しています。
若干、因果関係の説明がなく、結果だけの記述でわかりづらい部分もありましたが、楽しく読み通すことができました。

息抜きにお勧めの一冊です。

もういちど読む山川世界史もういちど読む山川世界史
(2009/09)
「世界の歴史」編集委員会

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日本人が知らなかったETF投資

2010.05.09.23:48

ETF:Exchange Traded Fund;上場投資信託について書かれた本です。

個人的にはTOPIXのETF(1306)などをトレードしていた時期がありましたが、この本の内容はなかなか参考になりました。

まず、今なぜETFに注目するのかという投げかけから始まります。
そして国内だけではなく、海外にも目を向けた様々なETFの紹介があり、さらにそれらをどのようにポートフォリオに組み込んでいくのかということまで書かれています。

インデックスに対して投資を行うという点では日経225先物などのトレードと似通った点も多いと思います。
興味のある方にはお勧めの一冊です。

日本人が知らなかったETF投資日本人が知らなかったETF投資
(2008/08/30)
カン・チュンド

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黄金比とフィボナッチ数

2010.05.09.13:10

トレードする人たちはそれぞれ根本とする考え方を持っていると思いますが、私の基本となる考え方はフィボナッチ数に由来しています。トレードをする前まではフィボナッチ数のことなどまったく知らなかったので、この本を真っ先に購入して読んでみました。

黄金比率の基本的な考え方から始まり、平面図形、空間図形、フィボナッチ数、ルカ数等の説明がされています。

後半では生物学への応用というところで、この無理数が自然界に存在することがよく理解できました。

マーケットは人間が作り出すもの。
人間の欲望や恐怖は自然界から来るもの。
だから、フィボナッチ数はマーケットでも生き続ける。

そう解釈している方には興味深く読み進めることができる本だと思います。

黄金比とフィボナッチ数黄金比とフィボナッチ数
(2003/06)
R.A. ダンラップ

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ソロスは警告する 2009 恐慌へのカウントダウン

2010.05.09.00:43

最近、読む本が溜まっていてようやくここまで辿り着いた気がします。すでに今は2010年になってしまっているのですが、一年以上も前にここまで書くことができる人はやはり天才だと思いました。

本書の内容は「ソロスは警告する」で見通せたこととはずしたことを説明することから始まり、2008年の自分自身の投資実績、これからの経済回復への処方箋、2009年の見通し、そして自分自身の再帰性理論にまで及びます。

個人的な感想としては、前回の「ソロスは警告する」よりもわかりやすく、読みやすかったような気がします。

リーマンブラザーズを倒産させてしまったポールソン財務長官とパーナンキFRB議長の責任があり、特に財務長官が市場原理主義者だったために今回の倒産が起こり、それが引き金になった世界同時不況が始まったと解説しています。

そしてアメリカがこの不況を脱するために行わないといけないことが箇条書きにされていて、著者自身が財務長官をやればどうかなというくらい鋭いものがたくさんありました。

また中国、インド、ヨーロッパ、ロシアなどの各国の状況を踏まえた解説も読み応えがありました。特にEUが持つ統一されていない金融制度が問題視されていて、まさに今の世界の現状をリアルタイムで理解することができ、大変参考になりました。

まだ読んでいない方には是非お勧めです。

ソロスは警告する 2009 恐慌へのカウントダウンソロスは警告する 2009 恐慌へのカウントダウン
(2009/06/12)
ジョージ・ソロス松藤 民輔 (解説)

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オプション売買の実践

2010.05.08.23:41

初めに日経平均が単純平均から算出されており、人為的に操作されやすいという問題点を定義した上で書かれています。日経225オプション価格に大きく影響を与える要素などの説明の後、各章毎に詳しい解説がなされています。

買いの基本
売りの基本
プロが教える買い戦略
プロが教える売り戦略
プロが教えるスプレッド取引

等など。

特にスプレッド取引に関しては、

クレジット・スプレッド
カレンダー・スプレッド
リバース・カレンダー・スプレッド
レシオ・スプレッド
シンセティック・ポジション

などが紹介されています。

シンセティック・ポジションの項では先物と合わせたポジションの取り方などの説明がありますので、先物取引を専門にトレードされている方も一度お読みになることをお勧めします。

ただし、著者自身が本書でも言及していますが、オプションを日経225で行うことは事実上不利であるということだそうです。興味のある方はその理由も合わせてご覧ください。

オプション売買の実践 <日経225編>オプション売買の実践 <日経225編>
(2006/08/05)
増田丞美

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最新版 オプション売買入門

2010.05.08.23:26

オプションについて書かれた本の中で一番最初に読んだ本がこれです。
若干、難解な点もありましたが、なんとか最後まで読むことができた記憶があります。

本書は、オプションの定義から始まり、オプションに対する一般的な誤解を解きながら導入してくれています。

コール、プット、ATM、OTM、ITMなどから始まり、ヨーロピアンタイプとアメリカンタイプの違い、本質的価値と時間価値、各種のギリシャ文字の解説などの基本的な項目とボラティリティに関する全般的な内容も含まれています。

そして具体的なトレードのパターンも例をあげながら紹介してくれています。
特にボラティリティを活用する売買戦略として以下の7項目に関して詳しく書かれています。

・オプション買い
・カレンダー・スプレッド
・リバース・カレンダー・スプレッド
・ストラングル・スワップ
・レシオ・スプレッド
・イン・アウト・スプレッド
・ニュートラル・ポジション

オプション取引をこれから始めようとする人は必読だと思います。

最新版 オプション売買入門最新版 オプション売買入門
(2006/03/16)
増田 丞美

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日経225オプション取引入門

2010.05.07.23:16

日経225オプションについて書かれた本が少ない中、この本は初心者でもわかりやすく読むことができる本だと思います。

単純なコール、プットの買い
単純なコール、プットの売り
ショートストラドル
ロングストラドル
ショートストラングル
ロングストラングル
ベアスプレッド
ブルスプレッド
ロングコンドル

などについて、事例をもとにわかりやすく書かれています。

読んでいく途中でグラフのミスらしきものが見つかり、ひまわり証券に直接お電話をさせていただいたところ、著者の堀川氏が直接お電話で訂正のご説明をいただきました。

機会があれば、先物とオプションを組み合わせた内容のものを次回は出版していただきたいと期待しています。
日経先物だけではなく、日経オプションにもご興味のある方はお勧めです。

日経225オプション取引入門日経225オプション取引入門
(2008/09)
堀川 秀樹

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日経225先物取引入門

2010.05.07.23:05

日経225先物についてそのルールから、わかりやすく解説されている本だと思います。
裁定取引、バスケット、理論価格などの説明もあるので基礎から学ぶことができると思います。

さて、著者がトレードする時にポイントにされている点が何点か公開されていますが、中でもCMEの精算値、高値、安値に注文されているのが興味深かったです。

また前日の大証の終値からCMEの終値を確認し、当日の大証の始値の位置関係により、短期的なトレンドが確率的にどのように変わっていくのかという分析をされていた点も大変参考になりました。

日経先物をトレードされている方にはお勧めです。
是非、ご覧ください。

日経225先物取引入門日経225先物取引入門
(2007/09)
堀川 秀樹

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完全独習 統計学入門

2010.05.07.22:50

日経先物であれ、日経オプションであれ、研究を重ねるとどうしても避けて通れないものがあると思います。
私はそれは統計学だと思うのですが、この本は第一部に基礎編、第二部に応用編という流れでできるだけわかりやすく書いてくれていますので、大変参考になりました。

特に各講の終わりに簡単な問題があり、復習しながら実力をつけることができるようになっています。

基礎編では、

度数分布表
ヒストグラム
平均値
標準偏差
ボラティリティ
シャープレシオ
正規分布
正規分布を使った予言
母集団の推測
信頼区間

などを説明しています。

応用編では、

母集団と統計的推定
母分散と母標準偏差
標本平均
カイ二乗分布
t分布

などが書かれています。

さすがに応用編になると、これでも統計学の入門書かと思うような内容になってしまいますので、数学の苦手な方は基礎編だけでも読む価値は十分にあると思います。

できる限り難しい公式を利用せずにここまでわかりやすく説明されたものは少ないと思いますので、興味のある方は是非ご覧ください。お勧めです。

完全独習 統計学入門完全独習 統計学入門
(2006/09/29)
小島 寛之

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テクニカル指標の読み方・使い方

2010.05.07.22:33

テクニカル指標について書かれた本です。儲かるかどうか、それは利用の仕方とトレーダー自身にかかっていますので、題名が少し大げさな気がします。

大まかな内容は、

10通りの値動きの概要説明
RSI
%Rオシレーター
乖離線・乖離率
MACD
ストキャスティクス
DMI
RCI
ボリュームレシオ

などについて書かれています。

テクニカル分析に興味のある方は基礎が学べると思います。
しかし、一般的な内容に留まっている印象を受けましたので、すでに上記の知識がある方は読む必要はないと思います。

<儲かる!株の教科書>テクニカル指標の読み方・使い方<儲かる!株の教科書>テクニカル指標の読み方・使い方
(2004/09/30)
伊藤 智洋

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世紀の相場師ジェシー・リバモア

2010.05.06.23:56

伝説的な相場師は歴史上に何人かいたと思いますが、この方は衝撃的な人だと思います。
14歳にしてトレードを始め、たった5ドルのお金を莫大なお金にした人はそんなに数多くないでしょう。

1929年の世界大恐慌の際にウォール街のグレートベアと呼ばれたほど、カラ売りで巨額の利益を生み出した一匹オオカミだった相場師です。

この本はそのグレートベアと呼ばれるまでになったリバモアの生涯を克明に描いています。
何度も巨万の富を得た後、破産しては立ち直りということを繰り返したわけですが、お金を稼ぐというよりかは、相場の世界で目に見えない真理を追究し続けたという言い方が正しいかもしれません。

もし家族の関係がより良いものであれば、最後の自殺という結末には至らなかったのではないでしょうか。
お金がすべてではない、と今もリバモアがあの世から語りかけてくるような気がします。

トレードに疲れたときには一度読んでみるのもいいと思います。
きっと何かのヒントが見つかるかもしれません。

世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)
(2001/06)
リチャード スミッテン

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FX 「シグナル」を先取りして勝つ! -稼ぐ人はなぜ相場の動きを読めるのか?-

2010.05.05.20:06

デイリーチャートを描くわけではなく、東京チャートとNYチャートを描くことによりその窓を確認する。
この二つのチャートにはロンドンチャートが省かれているため、窓を開けやすいというのが著者の理論です。

もし窓を開けた場合は窓を一旦埋めにいくことが多いので、それをよく念頭に置いてトレードしましょうということだそうです。

その他にははらみ線、酒田五法、ヘッドアンドショルダーなどを紹介。
さらに著者の年間推奨スケジュールを公開しています。

FX 「シグナル」を先取りして勝つ! -稼ぐ人はなぜ相場の動きを読めるのか?-FX 「シグナル」を先取りして勝つ! -稼ぐ人はなぜ相場の動きを読めるのか?-
(2009/01/09)
松田 哲

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先物市場のテクニカル分析

2010.05.05.18:03

この本は20年も前に書かれた本ですが、その内容は基本に忠実に書かれていて大変役に立つものだと思います。
著者は最初に市場の動きに含まれる3つの要因を定義しています。

それは、

価格
取引高
建玉

です。

またテクニカル分析の前提としてやはり以下の3つを定義しています。

市場の動きは全てを織り込む
価格の動きはトレンドを形成する
歴史は繰り返す

上記、それぞれの定義の上で、様々なパターンを詳細に説明しています。

リバーサルデー
トゥーリバーサルデー
ウイークリー&マンスリーリバーサルデー

プライスギャップの各種

リバーサルパターン(トレンド反転時)
・ヘッドアンドショルダー
・トリプルトップ(ボトム)
・ダブルトップ(ボトム)
・スパイク
・ラウンディング(ソーサー)

継続パターン(一時休止時)
・トライアングル
・フラッグ
・ペナント
・ウェッジ
・レクタングル

等など。

この本は日経225先物を中心にトレードする方々には是非ご一読いただきたい推薦書です。

先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)
(1990/05)
ジョン J.マーフィー

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伝説の株必勝法「W.D.ギャンの28鉄則」

2010.05.05.10:21

伝説的なトレーダー、ギャンについて書かれた本です。
28の鉄則は読んでみれば言い古された内容ばかりですが、実際にトレードの中で実行する難しさは誰もが感じることではないかと思います。

ギャン自身のトレンドのつかみ方は独自のシステムを利用しており、とても難解です。

ただトレンドをつかんだ後のポジションの持ち方は意外と簡単だと思います。トレンド転換の際にテスト的にポジションを持ち始め、それから徐々に増やしていくというやり方はせず、ギャンはトレンド転換だとわかった瞬間から最も大きいポジションを持つのです。

その後、もし思惑とは反対方向に向かった場合、即座に損切りを行うのですが、思惑通りに相場が動いた場合は、ピラミディング方式でどんどんポジションを増やしていきます。

先に進めば進むほど、一度で持つポジションが細り始め、その先端にあるポジションがセンサーとなり、崩れ始めたとたん全てのポジションをクローズするという大胆なトレードの方法が主だったようです。

ナンピンとは違い、完全なトレンドフォロー派のトレーダーだったということが良くわかります。

伝説の株必勝法「W.D.ギャンの28鉄則」 (小学館文庫)伝説の株必勝法「W.D.ギャンの28鉄則」 (小学館文庫)
(2006/07/06)
林 康史

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コンドラチエフ波動のメカニズム―金利予測の基礎理論

2010.05.04.14:59

トレードを勉強している人たちは皆さん感じていることだと思いますが、それは簡単であり、だから奥が深い。私もたまには違った視点からトレードを見直すことがあります。その中に長期波動があります。

一般的に知られている波動には、

キチン波動:在庫循環;3~4年サイクル
ジュグラー波動:設備循環;9年サイクル
クズネッツ波動:建設循環;20年サイクル

などがありますが、このコンドラチェフ氏はおよそ52~53年のサイクルを発見しました。
これは別名で『THE LONG WAVE』と呼ばれています。

彼はソビエト社会において、5カ年計画を企画する立場にありながら、資本主義経済の法則を発見してしまい、投獄の後、処刑されるという運命をたどったわけですが、理論は今も受け継がれています。

上昇期:1と下降期:2に大別し、その中をさらに細かく説明しています。

1-A: 緩やかな金利上昇→リフレーション局面 
1-B: 金利高騰→インフレ局面
1-C: 下降への転換期→ハイパーインフレ局面
2-A: インフレが緩やかに低下する中、資産価格が上昇→ディスインフレ局面
2-B: ディスインフレ局面からデフレへの転換点
2-C: デフレ局面
2-D: デフレから脱却して上昇に転換する局面

この本の面白いところは、世界の歴史をこの理論で検証するだけではなく、江戸時代にも遡って解説してくれているところです。江戸時代のコンドラチェフ波動は一循環が41年ということで短くなっています。その理由は、

平均寿命が今よりも短い
農業のウエイトが高く生産過程が単純
波動の起動要因が自然現象と結びついている

ということだそうです。

サイクル理論に興味のある方はお勧めです。

コンドラチエフ波動のメカニズム―金利予測の基礎理論 (MINERVA現代経済学叢書)コンドラチエフ波動のメカニズム―金利予測の基礎理論 (MINERVA現代経済学叢書)
(2000/12)
安宅川 佳之

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日経225トレーダー日記
独自の手法でトレード中

Dinapoli Rider

Author:Dinapoli Rider
3年近く引き籠って本を読み、研究を重ねてきました。いろいろな本から自分自身の分析方法を見つけだし、独自のスタイルでトレードをしています。

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